亀谷窯業(石州瓦・本来待瓦) / Kamedani ceramics

・問題点、課題

日本三大瓦のひとつに数えられる石州瓦。来待色(きまちいろ)と呼ばれる独特の赤褐色で、 400年前から山陰地方の家々の屋根を風情豊かに染めてきたこの瓦は、元々は味噌や梅干しなどの食品保存に使われた石見焼という陶器をルーツにしています。高温に耐えれる良質な土が取れることから、この地域では水瓶や瓦、しゃちほこなど焼き物を多く生産していましたが時代とともに生産が少なくなり廃業する会社が多くありました。しかし、石見焼の水瓶は、北海道の真冬の軒下で氷をはっても割れないほどの素晴らしい実力があったのです。その特性を生かし、新たな商品と販路を生み出すことが課題でした。来待瓦の良さを再び世間に知ってもらいたいという想いでした。

・デザインしたこと

土の表情や強度、瓦屋の実力を生かした商品を作りを行い、主にレストランで使用する器や耐火性のある器の展開を行ってきました。国内だけでなくオーストラリアやアメリカなどのバーベキュー文化に合わせた商品を開発もしていきました。KAMEDANIの新規開拓のお手伝いや商品デザイン、Webサイト、総合カタログ、など多くのものを担当しています。

・ストーリー

代表小林の学生時代、親しかった先輩の故郷、島根県江津市でカフェ「豆茶香」の開く際に、200年続く亀谷窯業と出会います。亀谷窯業は来待石だけの釉薬と焼成温度1350度丁寧に人の手で仕上げ「来待をやめるなら瓦屋をやめる」と頑なにこだわり続けた、先代の意志を今も引き継いでいました。そんな中、婿養子となる外からの専務(現在社長)が今ままでやってたことにとらわれない発想や想いを持っており、小林と意気投合し、現在にいたる。およそ10年の付き合いとなっている。

・変化したこと(結果)

主に亀谷社長の営業の成果ではありますが、情報発信等に関わるお手伝いや展示会出展のサポートなど行ってきた結果、国内外のホテルやレストランで器や甎、壁瓦(タイル)の採用が決まり、有名な建築事務所からの依頼も多くなっています。小林の活動で、経済産業省の事業 MORE THAN PROJECTにてSimply Native Jpapan の松元氏の協力を得てオーストラリアへの販路を拡大しました。瓦以外の商品の販路の普及により経済面の向上と、本来の来待瓦の良さを手元で感じてもらえる人口を増やせていると思います。


 
 
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