MAKER KAMER(京都府委託事業)

・問題点、課題

MAKER KAMERとは京都府の伝統工芸品に関わる事業者を応援する委託事業です。主に海外への活路を見出すことが目標となっています。2016年年度から始まり、2017年度、2018年度と続いています。参加事業者は公募をかけて申し込みがあったところから本事業にあっているところを選ばせていただいたのですが、着物関係、染織関係、陶器、象嵌、竹材、織物、和紙、浮世絵などジャンルが様々で、一つの事業で1年度という短い期間に結果を残すことは難しいという印象を受けました。課題としては各社それぞれにあり、一つのスキームでそれを解決することは不可能と判断し、それぞれの事業者と向き合い事業を進めています。

・デザインしたこと

各社の工場や販路開拓先のメインとしてEUを訪れ、単年度での事業成果と長期的な事業成果をそれぞれ違う視点で考え、それぞれの事業者に合わせてコンサルティング的な観点んでアドバイスし、必要に応じて商品の開発やパンフレットのデザイン、営業資料の作成、展示会出展、営業活動を行っています。その中から見えてきた全体に共通する問題や海外への販路開拓活動における有利な条件の視覚化などを行い、京都府へのフィードバックにも力を入れています。委託事業なので、次へつながる活動となるとことを願っています。

・ストーリー  

2016年、アムステルダムで7か月間にわたって長期的なポップアップ・ラボラトリーを開催し、オランダのクリエイターやお客様の声を取り入れ、手探りで方向性を考える機会としました。その結果、ミュージアム市場から大口の受注が実現し、ミュージアムショップ市場の可能性を強く感じ、2017年からはさらに活動の場を広げ、オーストリアやフランスでの展示や、ヨーロッパ諸国での営業活動に力を入れてきました。現在ではフランスとオランダのミュージアムショップグループと大口の取引を実現しています。また、オランダ国立美術館グループとの良好な関係作りができており、オランダ国内で行われる企画展の展示物や販促物に関わってりする関係となりました。

・変化したこと(結果)

販路は何も一概に言えないということがよくわかった3年間となりました。商品のデザインを変えない方が売れるもの、変えた方がいいものなど、販路次第ということが強く言えます。また最も重要なのは事業者の本気度とお客様のタイミングです。販路開拓しやすい条件設定や、見せ方などももちろん大切です。最も変化したことは我々の経験値の向上だったので、それを京都府や事業者へフィードバックし、来年度以降にも引き継いで行ってほしいです。


 
 
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